会社は敵なのか?問題発生でわかること
最近考えたくなったことです。
果たして会社は敵なのか?それとも味方なのか?
と考える場面がありました。
自分の手柄は会社の手柄
私が頑張ったことは基本的には全て会社の手柄になります。
その対価として給与を頂いているわけですから、当たり前と言っちゃ当たり前です。自分が努力して成し遂げたことの何%かは給与と言う形で自分に返ってきます。しかし、個人事業のような大きなリターンがあるわけではありません。
会社の力は自分の力
一方、会社の持っている大きな力を利用していつからこそ、お仕事があるということを忘れてはいけません。仕事に集中できる環境、ノウハウ、同じ仕事に取り組む仲間。これは、会社に属していないとできないことですし、自分1人では決してできる仕事ではありません。1人ではできない大きな仕事に協力して取り組むことができる。これが1番の会社の強みです。
問題発生すると一転する
しかし、この強みを活かせず問題を起こしてしまった場合は一転します。
責任の所在追及から始まり、辛い詰問が始まります。誰もが辛いですが、起きてしまったことを明確にして報告。大きな精神的ストレスと共に罰を受けることになります。これは相当に辛いです。給与の対価としてあると言われてもしんどいものがあるでしょう。
しかも上司にへとステップアップすればするほど、こういった立場になることが増えてきます。そのうち、責任でがんじがらめに人生を締め付けられる。家庭も持っていれば両輪から圧迫される人生の始まりです。これが社会生活というのであれば、罰ゲームといっても過言ではありません。
この辛い時間の間は誰も味方になってくれる人がいない時だってありそうです。俗に言う弁解の余地がない時です。
基本は敵。たまに協力関係
こういった状況にいつ陥るかはわかりません。難易度の高い案件であったり、今のように社会が緊迫している雰囲気がある場合、可能性が高まります。
それほどまでにしんどい事例がこれから幾度となく起こる可能性があると憂鬱になります。
実際、優秀な人は幾度となくこのしんどいことを乗り切って生きてきたのでしょう。
その条件を乗り切ってしまえば、安定的な収入を得られるわけです。そして、そのしんどいことを共有し、回避するための方法に立ち向かう仲間ができるかもしれません。
上司になればなるほど、立ち向かう仲間・会社の力が強くなります。それでなんとか上手くいったとき、成し遂げた達成感を得ることができるでしょう。この協力関係があるからたまに楽しいワケです。今まで、景気が良かったためすこし立ち回れた人はこの面をよく享受してきたでしょう。
しかし、今後は不景気になります。
ひたすらにしんどいことが起こり続ける時代がくるかもしれません。
私自身に直接降りかかっては来ていませんが、今後ショックが来ることを覚悟してレジリエンスを持てるよう頑張っていきたいものです。
友人が勧めていた本、まだ買っていませんが今度読んでみようかなあ。
今は読む時間よりも内省する時間で手一杯ですが汗。
ではでは。
Think Smart 読書感想
「Think Smart」
昨年の最高傑作の出会い、「think clearly」の著者が昔に書いていた本です。
「なぜ、間違えたのか?」の方に内容は似ております。
キレは「think clearly」が一番良いので、1冊も読んでいない方は
とりあえず「think clearly」から読むことをオススメします。
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ストア派 哲学入門 成功者 読書感想
2019年の終わりに一度読み切った本なのですが、
内容が重く中々まとめきれなかった本です。
堅すぎる哲学書ではないので、非常に読みやすいです。
ストア哲学は、
- ものの見方:周りの世界をどのように見て、受け止めるか
- 行動:何のために、どんな決定を下し、どんな行動をとるか
- 意思:自分の力では変えられない物事に、どのように対処すれば曇りのない、納得のいく判断を下すことができるか。そして世界における自分の立ち位置を正しく理解できるか。
この3点を実学として使えるように落とし込んだ哲学です。非常に面白いのが
- 哲学なんて生きててなんにも使えないのでは?
というみんなが思う疑問にたいして、
「人間らしく食べ、飲み、着飾り、結婚し、子供をつくり、公事に携わりたまえ。ひどい目に遭っても耐え、身勝手なきょうだいや父親、息子、隣人、伴侶にも辛抱したまえ。そうしたことを通して、哲学者たちから学んだことが本当に身についたことを見せてくれ。」
と。ものの見方を学び、実生活での行動と選択を通して哲学が学ぶに値するのかは人生をかけて確かめてくれと宣言しています。
ストア派の提唱する「善いもの」はシンプルです。知恵、自制、正義、勇気。
皇帝であったマルクス・アウレリウスは人生をかけて、
「単純で、善良で、純粋で、気高く、素朴で、正義の友で、神を敬い、親切で、優しく、自己の義務を立派に果たす人間。」
を目指し、実践しています。その一部を知ることができる良本でした。
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