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【読書感想】マネーの公理でわかった。会社員で金持ちにはなれない。

マネーの公理はお金持ちになるための哲学が書かれている本です。

ブログを始めた3年前くらいに本書に出会い、都度読み直していました。

非常に難しいことが書かれているのですが、勉強になる良書です。

社畜である私の状況から照らし合わせるとわかることは1つ。

 

会社員では金持ちにはなれないこと。

 

こう考えるに至った読書感想と、会社員でも金持ちになるにはどうすれば良いかを考えました。

 

 

 

感想①:カオスからお金は生まれ、秩序からお金は消えていく

 

第5の公理 パターンについて

「カオスは、それが整然と見え始めない限り危険ではない」

 

この章で私が強く感じたことです。

お金というものに秩序を与えることはできない。

私達はつい、何かの法則や基準を持ってお金は稼げるものだと考えてしまいます。

しかし、真実は真逆です。よくわからない人間の考えていることから、お金は生まれます。

 

第4の公理 予測について

「人間の行動は予測できない。誰であれ未来がわかるということをたとえわずかでも信じてはいけない」

予測はあてにならず、運によってお金は一気に稼げる。

つまり、リスクを取って負けるかもしれない可能性があるカオスな状態から勝負しない限り、お金を稼ぐことはできないということです。

 

もちろん、しっかり研究して推測することが悪い事ではありません。しかし、ランダム要素で推測が崩れることは当たり前のようにあることを忘れてはいけません。なんとなく、こうなるかもしれないという自分の推測でさえも信じ切ってはいけません。

 

感想②:意味のある勝負に機動力をもって勝負する

意味のある勝負とはどういうものか?

例えば、

「100万持っていて、負けたら10万円の損失が出るが、買ったら20万の利益が出るかもしれない。自信はある。」

こんな勝負であれば打って出るべきでしょう。

 

ポイントは次の点です。

  1. 損失が見えている
  2. 利益が損失よりも大きい
  3. 自信が持てるほど、良く研究した

この3つがクリアできていれば、意味のある勝負になります。

本書では次のようにまとめられております。

さて、私は良く研究したし、やり方もわかっている。この賭けは私に勝利をもたらすだろう。でも、私は、勝敗を左右するランダムな出来事を予測することも、コントロールすることもできない。間違う可能性が大きいことも知っている。万が一、間違いが起こったときにすぐに対応できるように、フットワークを軽くしておこう。

 

感想③:長期計画を避け、起こったことに反応する

長期計画は、意味のある勝負にするには障害がたくさんあります。

  1. 損失が見えづらい
  2. 長い時間リスクにさらされ続ける
  3. あなた自身の状態の変化を考慮しなければならない

本書では、長期投資家を大いなるギャンブラーと見ています。

確かにその通りである。明日にかけることだけでも充分に危険なのに、20年後や30年後のある日に賭けることなど、完全に狂っている。

投資の王道と言われているインデックス投資と真っ向からの対立しておりますが、実際その通りでしょう。

インデックス投資では、お金持ちになることはできない。

インデックス投資のメリット・デメリットを調べて、デメリット面を調べてみたらすぐに挙げられる項目です。その他は退屈とかつまらないとかですね。

 

感想まとめ:会社員は歪な状態でお金を得ている

以上をまとめて、会社員の状況にあてはめると、非常に歪な状態だとわかります。

  1. 損失はほぼない(お金では)
  2. 「賭け」がない
  3. 秩序をもってお金を得ている

なるほど。会社員だけでは、金持ちには絶対になれないと思いました。

 

対策:投機をする

金持ちになるための対策はただ一つ。そう、投機をすることです。

事実、会社員でもしっかり投機で稼いでいる方はたくさんではありませんが、いらっしゃいます。

彼らの手法が、今後も上手くいくかはわかりませんが、心構えも含めて勉強すること。

これは金持ちになるための道筋かもしれません。

 

↓個人的にはこの方の本がわかりやすかったです。おすすめです。

 

 

私の対策①:大いなるギャンブラーになる?

しかし、私の対策は別の手段とすることにしました。

理由はただひとつ。

意味のある勝負を見つけ、自信を持つための時間が足りない。

と判断したためです。投機は意味のある勝負とする必要があります。

 

時間が足りない原因は仕事です。その仕事から得ているお金で、日々の生活には困らないお金+余剰金を得ています。

最低限の時間で必要な判断が少なく、時間を味方につけられる投機はインデックス投資です。時間効率だけで言ったら、最強だと自信を持って言えます。

会社員生活が維持できている間は長期投資で失敗したとしても、生活自体はできます。

 

しかし、

「会社員の給料+大きなリスクを持った長期投資で得た利益」で金持ちになれる可能性は低いかもしれません。。

となれば、どこかでリスクを取る機会を持つ準備が必要です。

 

私の対策②:暴落時に入金する

暴落したと判断した際に、入金できる資産を持つことにしました。

元々はインデックス投資1本で余剰資金程度しか持っていないようにしたのですが、大きくリスクを取れるように現金資産を増やします。

いつ暴落が来るかわからない長い戦いになるかもしれませんが、長く機を待つこと。

長く待てることは株式投資のプロとは違い、1年で結果を出す必要がない会社員の利点です。

それまでは辛抱強く待つことにします。

暴落と判断するのは、最高値から20%のドローダウンから情報を集め開始。

情報がまとまったら投資へ移行します。

暴落時以外は他の挑戦をする

では、通常時はどのようにするか?

株式投資だけで見ると、大体が暇になってしまいます。

その間は他の学びに投資します。

マネーの公理はお金を稼ぐことには全てあてはまります。

当然、副業にも当てはまります。

お金が欲しくてたまらない!株式投資に手を出したい!!

という気持ちが強くなってきたら副業や他の挑戦を始めるきっかけにしてしまいます。

他の事業へ挑戦している間株式市場のことは忘れられる+お金を新たに稼げるきっかけを得られるかもしれない。

なかなか良い方法ではないでしょうか。

 

以上

何年にもわたって、読み返したくなる良書「マネーの公理」の紹介でした。

あなたも是非読んで見てはいかがでしょうか。今までの価値観が変わること間違いなし!