草津旅行に行きたい(「人生の結論」 感想/小池和夫 著)
最近、草津に行きたい欲求が高まっています。
行って何するかと行っても、温泉入ってゆっくりとした時間を過ごしながら、旅行の感想をブログにUPしたいなーとかそれくらいのレベルです。日常生活をちょっと良くしただけでそんなん旅行じゃなくねと言われても仕方ないかもしれません。しかし、私は日常をちょっといや、かなりよくした非日常の極上を経験したいのです。
非日常の極上とは
非日常の極上とは、日常生活の些細な幸せを最大化した娯楽を体験することです。
「人生の結論」の著者である小池一夫さんは、「高価なものに囲まれていなくても、日々の生活から幸せを見出すこと」で日常の極上を知ることが重要だと述べています。私の中での日常の極上は、「シャワーや風呂に楽しく入ること」「朝スッキリと起きること」「記録を残すこと」です。その中でのお風呂部分を最大化したいのです。他の項目にも響く良い方法だと考えています。
「人生の結論」感想
「成熟した大人になれ」ということを軸に本書は著者の人生経験を元に一つでも見つけられたらという想いで書かれている本です。
今の20代、30代が読むと耳が痛くなるようなことがまず書いてあります。
「大の男の暇つぶしが課金ゲームではいけない」「聴いているCDに握手券がついていてもいけない」
おお、辛い。「何がいけないのか?!成熟した大人ってどういうものだ?!」と言いたくなる気持ちを抑えて読んでいきます。著者は「成熟した大人とは、自分が成熟していないニセモノの大人であり、少しでも本物になろうと考えることができる大人のこと」と。確かに、課金ゲームで毎月課金するだけの人生を本物の人生だというのはちょっと嫌だよな。と思い、ここで改心して一から読み始めることにしました。
そこから読み進めていきます。以下、抜粋しながら思った感想でも。
「生まれてくることが祝福であるならば、死ぬこともまた祝福されるべきなのです。」
「いずれ自分が無になるスイッチを生まれたときから押されています。いつか全て終わるのだから、今を頑張ろうという思いが、何度も僕を救ってきたのです。 」
⇒自殺が増えているように、死は思った以上に身近なものです。今を頑張ろう。今やるべきこと・やりたいことを成そうを持とうと思いました。
「82年間生きてきて実感するのは、自分の人生をコントロールできるのはせいぜい50%です」
「友達は欲しいけれど、その関係に縛られるのはもっと面倒くさい。結婚はしたいけれど、それに伴う制約は面倒くさい。それは、子供の論理です。人と人との関係は面倒くさいものなのです。その「面倒くさい」を自然にこなせるのが成熟した大人なのです。」
⇒私達がおぼろげながら求めているものは、手に入れようとしてもそもそも無理なもの。もしくは面倒くさいものだということを覚えておこうと思いました。人間関係って確かにぶっちゃけていうと面倒くさいですよね。それが実は当たり前ということです。それでも、面倒くさくても頑張っていくことが成熟した大人になる方法のようです。難しいと思いますが、まずはちょっとずつでも頑張っていくべきことだなと思いました。
「愛が足りていない人は、人を試します。人を信用していない人は、人を試します。」
⇒なかなか手厳しい指摘ですよね。おっしゃる通りだと思います。自分が与える愛が大きい人は試すなんてめんどくさいことはしないよ、ということでしょうね。
「人間追い詰められているときは、一番安易で楽な道を選びやすいものです。後悔するのが分かっていながらも、愚かにもそれを選んでしまうのです。」
⇒ああ、昼寝。。昼寝をしてしまうんだよなあ。全然関係ないかもしれませんが、まっさきに浮かんだのは、昼寝でした。
自分自身、上手くまとめ切れていませんが、非常に参考になることが書かれてある本だと思います。中には、これは違うだろとか!?感覚的に反発したくなる内容がありますが、これは自分が成熟した大人になっていないからかも笑。
成熟した大人になるにはどんな感覚の人間になるべきか?気になったあなたは著者の考えに触れてみるのはいかがでしょうか。
折をみて、私も再度読み返す予定の本です。日常の極上という考え方はすごく気に入りました。
ではでは。